- 新たな価値の創造 - 『 お花循環型社会 』の実現へ



イベント催事等で装飾後に役目を終え、
やむを得ず廃棄となるお花、茎、葉、の全部を使い『 紙 』にアップサイクル。

日本お花の紙は未来の地球で
「あたりまえ」の紙の種類となるよう『 お花循環型社会 』
お花の命とお花の経済を循環させるサーキュラーエコノミーシステムの構築を目指し、一枚一枚つくります。


まずフラワーロス問題が着目されたのはコロナ禍にイベント中止が相次ぎ、食品ロス問題と共に公になりました。

・出荷前に少しでも傷がついてしまえば商品として売れない為、品質や規格外で除外されるもの(コロナ禍関係なく)

・そもそもイベント催事が無くなった為、花市場でも買い取ってもらえない

・市場に出ても売れ残るもの

など。
特にコロナ禍を経験した生産者さんは

「花農家は子供に継がせたくない」
「花はやめたい。野菜を始めた方がいい」

といったお話しを多く伺いました。

そこで先ずは売れ残るお花の購入、利用方法を考えアンティークフラワーの製作に取り組みました。
その後まだコロナ禍でしたのでアウトドアイベントや屋外のポップアップショップなどでピクトリアルフラワーの製作販売しました。
そこでよく聞かれた意見は、

「アンティークフラワーやドライフラワーは見るだけならステキだけど、作って家で飾ってもすぐホコリかぶって汚くなるし邪魔になって結局捨てちゃうのよね…」

「買ったり贈り物でもらっても結局捨てちゃうのよね…」

同感でした。結局捨てちゃうんです。
ちょっとした衝撃でポロポロ落ちるし、散らかるし、ホコリがつきやすいので管理、保管も大変で「もういいや」と結局捨てちゃうんです。

仕方ないし、そこがゴールだと感じてました。


その後、花木イベント催事関連の方とのお話し中でイベント装飾でアレンジする過程で

・仕入れた新鮮な花の茎の半分以上は剪定して大量に捨てる

・ひとつのイベント催事が終われば、まだ元気に咲いてる花でも処分するしかない

・商品なので使い回しはなかなかできない

といった現状を知りました。


・そもそもイベント催事で飾られる前に出る茎や葉の捨てられる部分がかなり大量…。

・花の部分も役目を終えたらやむを得ず廃棄になる…。


それら全部使う方法はないか?と試行錯誤が始まりました。


食品ロスになった食品は「結局食べる」に行き着くのに…花はどうなればいいんだろう??

……行き着いた理想は

「よりアートとして考える」
「循環させる」

でした。

それから実験の日々が始まり、やむを得ず廃棄となるお花、茎、葉も全部を使った

『 日本お花の紙 』

が誕生しました。


イベントや催事などで使用、装飾され、
【役目を終えやむを得ない隠れたお花の廃棄】の解決に向けた活動を周知すべく 関東、関西、東海、の様々な場所でプレゼン、PR出展などして参りました。

その甲斐もあり法人化前から
「そこに目をつけて活動してる方は今までいなかった!」
「そのアイデアを参考にさせていただきます!」
「もっと詳しく聞かせてください!」
「SNSで知りました!」
「真似したいから私にもできますか?」

など、嬉しい意見を大変多くいただきました。

そして法人化後より一層当社の活動内容をリアルでもネットでも見聞きしていただく場面が増えた事で、もっと世の中を良くする動きに繋がると信じております。



『 お花循環型社会 』とは…

・見えない廃棄問題解決のきっかけとなり廃棄に使われていたコスト削減に繋がります。

・お花の命も繋ぎ『 お花循環型社会 』に関わる方への「経済」も繋ぐ。

・お花の命の循環と経済の循環だけでなく、生産者はじめ『 お花循環型社会 』
に関わる人、方々に
【 好循環スパイラル☆ 】が生まれます。

★ 〜 Biography 〜 ★


・2020年 売れ残りの捨てられる花でアンティークフラワー製作の活動開始。

・アウトドアイベントなどでドライフラワーを使ったLEDランタンワークショップを開催。

・2022年 ピクトリアルフラワー製作を始める。

・ポップアップ店舗にて都内各地でアンティークフラワー作品販売。

・まだ新鮮さもあり、生き生きとしているお花の、役目を終えた後、廃棄にせざるを得ない現場の実情を知る。

・廃棄になるはずだったお花の命を繋ぎ循環させる第一歩、お花の「紙」を試行錯誤で製作開始。

・役目を終えやむを得ず廃棄となるお花の「隠れた廃棄」の問題解決の為、お花の命の循環の周知開始。

・2023年 役目を終えやむを得ず廃棄となるお花の「紙」×アート製作。

・2024年 4月廃棄となるはずのお花全てを原料にした紙の作品で
【 東京都知事賞 】を受賞。

・その後、音楽アーティストさんのコンサート会場に大切な方から贈られるお祝い花を「持ち帰りドライにしても結局捨てる事になるから…」とそのお花を公演記念の紙にしてほしいとご依頼がありました。

・開店祝いのお花で紙の製作依頼も複数件ありました。

・2024年 7月 and now合同会社 設立


♦︎ EXPO2025 大阪・関西万博でパビリオン来場の方に数量限定で配布用する「日本お花の紙」製作に使用すお花のご提供企業。

『フレシード信州』様
(2023年『花育』活動に力を入れていた元社長にご賛同ご協力いただき役目を終えたお花をご提供いただきました。)

『ふじのくにセルロース循環経済国際展示会』様

『銀座NAGANO』様

(一部アート作品にも使用させていただきました)



『 株式会社ディバイザー 』 様

『 有限会社 飛鳥 』様



「TEAM EXPO 2025」 ブログラム
共創バートナーである
『 JR東日本 』
(TAKANAWA GATEWAY CITY) 様

まちびらきの祝い花を活用しEXPO2025大阪・関西万博での当社ブースの飾り花としての装飾させていただきました。
まちびらきの祝い花は、
アップサイクルして「日本お花の紙」として再活用します。




最後に


お花関連の店舗や企業の皆さまはフラワーロスをなるべく減らし企業努力をしてる事がほとんどだと思います。

しかし社会的なイメージの為に仕方なく廃棄となっていても、そうは言えない、
「廃棄、ロスは出していません」と言わざるを得ない事もあると思います。

今まで「やむを得ず廃棄してた花」は
今後、『アップサイクルフラワー事業に提供してる』
と堂々と言えるように、
むしろそれがその店舗や企業のプラスイメージになるように、私たちは活動していきます。

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